ホーム > 失敗しない整骨院開業7つのポイント > 事業計画書を作成しよう
事業計画書とは、整骨院をどうやって経営していくか、またその場合のお金の流れがどうなるかを、分かりやすく説明するための資料です。
事業計画書が必要な理由ですが、一番目の理由は、開業する整骨院が数字のうえで上手くいくのかを自分自身で確認するためです。二番目の理由は、日本政策金融公庫などの金融機関から借り入れをするために必要な資料だからです。
分かり易い事業計画書の作成例は、日本政策金融公庫のHPで見ることができますので、ご参照下さい。(創業計画書と記載されていますが、同じものです。)
この事業計画書ですが、適当に数字や文章を埋めていくのではなく、それぞれの数字や文章にきちんとした根拠が必要です。
その場合参考になるのが、「業界標準値」です。
「業界標準値」とは、一般的な整骨院での売上、経費、利益の標準的な数字のことです。
例えば、ベッド2つの保険診療を中心に治療を行っている整骨院の売上の予想が毎月200万円でしたらそれは明らかにおかしい数字ですし、駅前の一等地に開業し、従業員が2名いる整骨院の毎月の経費が50万円でしたらそれもおかしい数字です。
このように、業界の標準値と異なる事業計画書を作成しても、まったく信頼性がないため、開業後の整骨院の経営が事業計画書通りにいかず苦しくなり、後で自分自身が後悔することになるうえ、日本政策金融公庫などの第三者を納得させることもできません。
事業計画書は往々にして甘めの見通しになりがちですが、業界の標準値に基づいた実現可能な事業計画書を作成することが大切です。